「乳がん」って、他人事だと思っていませんか?
実は、日本人女性の罹患率No.1の病気なんです!
「え、私、大丈夫…?」と不安になったあなたへ。朗報です!
日頃から食べているものに含まれる栄養素が、乳がんリスクを減らすかもしれないという研究結果があるんです!
その栄養素とは…
…「ビタミンB2」!
聞いたことありますよね?
豚肉、レバー、牛乳、納豆、卵、ほうれん草などに多く含まれている、あの美容ビタミンです!
「え、あのビタミンB2が…?」と驚いた方もいるのではないでしょうか?
今回は、ビタミンB2と乳がんの関係について、わかりやすく解説していきます。
2017年の論文でわかったこと
2017年に発表された論文によると、食事からビタミンB2をたくさん摂っている人ほど、乳がんになるリスクが低いという結果が出ています。
この論文では、過去に行われた10個もの研究結果をまとめて分析する「メタアナリシス」という手法を用いて、ビタミンB2と乳がんの関係を徹底調査しています。
たくさんの研究結果を総合的に分析することで、より信頼性の高い結論を導き出すことができるんです。
なんでビタミンB2が乳がんに効くの?
ビタミンB2は、私たちの体の設計図である「DNA」の働きを守る、いわば”守護神”のような役割を担っています。
私たちの体では、毎日休むことなく新しい細胞が作られています。ところが、この細胞分裂の過程でDNAが傷ついてしまうことがあるんです。
そして、傷ついたDNAをそのままにしておくと、細胞がガン化してしまうことも…!
ビタミンB2は、このDNAの傷を修復するのを助けることで、細胞のガン化を防ぎ、私たちを守ってくれていると考えられています!
ビタミンB2を効率よく摂るには?
ビタミンB2は、水溶性ビタミンなので、水に溶けやすく、熱にも弱いという特徴があります。
効率よく摂取するには、以下のポイントを押さえましょう!
●豚肉、レバー、牛乳、納豆、卵、ほうれん草など、ビタミンB2を豊富に含む食品を積極的に食べる
●ビタミンB2は水に溶けやすいので、汁ごと食べる
●加熱時間を短くする
これらのポイントを意識して、毎日の食事にビタミンB2をたっぷり摂り入れましょう!
さらに詳しく知りたいあなたへ
今回の論文で分析されたのは、あくまでも「食事から摂取したビタミンB2」と乳がんリスクの関係性です。
サプリメントによる効果はまだはっきりとわかっていません。
健康のためには、特定の栄養素に偏るのではなく、色々な食品をバランス良く食べることが大切です。
まとめ
●ビタミンB2は、豚肉、レバー、牛乳、納豆、卵、ほうれん草などに多く含まれています。
●食事からビタミンB2をたくさん摂ることで、乳がんリスクを減らせる可能性があります。
●ビタミンB2は、DNAの修復を助けることで、細胞のガン化を防いでいると考えられています。
毎日の食事にビタミンB2をプラスして、乳がんリスクを減らし、健康的な毎日を送りましょう!
※ただし、このブログはあくまで論文の内容を紹介するものであり、医療アドバイスを提供するものではありません。健康状態や治療について疑問がある場合は、必ず医師に相談してください。
PMID:28035488
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