「赤ちゃんの健やかな成長」は、すべてのママ・パパにとって最大の願い
生まれてくる我が子がすくすくと育ってほしいと願う気持ちは、いつの時代も変わりませんよね?
最近、そんな親心に響く、興味深い研究結果が発表されました!
なんと、生まれてすぐの赤ちゃんのビタミンAとDのレベルが、その後の成長に関係している可能性があるというんです!
今回は、この研究結果について、専門知識ゼロでも楽しく理解できるよう、分かりやすく解説していきます。
そもそもビタミンA・Dってどんな役割? 体の小さな栄養素が担う大きな役割
ビタミンAとDは、私たちが健康的な毎日を送る上で欠かせない栄養素です。
普段何気なく口にしているものにも、実はビタミンAやDが豊富に含まれていたりするんですよ!
●ビタミンA : 「目のビタミン」として有名ですよね! 夜盲症の予防だけでなく、皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める効果も期待できます。さらに、成長を促進する働きも!レバーやウナギ、緑黄色野菜に多く含まれています。
●ビタミンD : カルシウムの吸収を助け、丈夫な骨を作ってくれる、まさに「骨の番人」! カルシウムをしっかり摂っていても、ビタミンDが不足すると、骨が弱くなってしまうことも… ビタミンDは、日光浴によって体内で作られますが、鮭やきのこ、卵などの食品からも摂取することができます。
中国の研究チームが発見!へその緒からわかる赤ちゃんの成長のヒミツ
中国の重慶医科大学病院の研究チームが、
2018年9月から2021年7月にかけて、妊婦さんとその赤ちゃん200組を対象に、大規模な調査を行いました。
そして、へその緒から採取した血液中のビタミンAとDのレベルと、生後6ヶ月までの赤ちゃんの成長 を追跡調査。
その結果、驚くべき結果が明らかになったんです!
●ビタミンAレベルが高い赤ちゃんほど、生後3ヶ月から6ヶ月の間の頭囲の成長が著しかった
●ビタミンDレベルが高い赤ちゃんほど、生後3ヶ月から6ヶ月の間の身長の伸びが大きかった
ただし、体重の増加に関しては、ビタミンA・Dのレベルとの間に明確な関連性は見られなかったそうです。
ビタミン不足は赤ちゃんにも影響する?妊娠中からできる対策をご紹介!
妊娠中のママの栄養状態は、お腹の赤ちゃんの成長に直接影響します。
今回の研究結果を踏まえ、妊娠中から意識してビタミンAとDを摂取することが大切です。
妊娠後期には胎児の成長が加速するため、ビタミンA不足に陥りやすい状態に。
今回の研究結果では、妊娠中期から後期にかけて、適切な量のビタミンAを摂取することの重要性を示唆しています。
●ビタミンA : レバーやウナギなどの動物性食品はビタミンAが豊富ですが、過剰摂取は逆効果になる可能性も。妊娠中は、緑黄色野菜を積極的に食べたり、医師の指導のもとサプリメントを利用したりするのも良いでしょう。
●ビタミンD: 日光浴はビタミンDを体内で生成するのに効果的ですが、日焼けが気になる方は、食事やサプリメントで補うように心がけましょう。 この研究によると、妊娠中の女性は、1日あたり少なくとも600IUのビタミンDを摂取することが推奨されています。
赤ちゃんの健やかな成長を願って 日々の生活に栄養の知識を取り入れよう!
今回の研究によって、赤ちゃんの成長とビタミンA・Dの関係性が明らかになりましたが、まだ解明されていないこともたくさんあります。
このブログでは、今後も最新の研究結果に基づいた情報を発信していきますので、ぜひフォローしてチェックしてくださいね。
PMID:39129921
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