頭痛持ちさん必見!?ビタミンDが偏頭痛に関係しているかも?!

ビタミンD (カルシフェロール)

「また頭痛…」「もう薬がない…」そんな辛い経験、ありませんか?

実は、日常的に不足しがちなビタミンDが、 偏頭痛の頻度に関係しているかもしれないんです!

今回は、韓国の神経学会誌に掲載された論文をもとに、専門家も注目するビタミンDと偏頭痛の関係について、わかりやすく解説していきます!

そもそもビタミンDって何?

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするために欠かせない栄養素ですが、実はそれだけじゃないんです!

ビタミンDは、

●免疫力の調整

●細胞の成長

●筋肉の働き

など、体にとって重要な役割を担っています。

ビタミンDはどうやって作るの?

ビタミンDは、日光を浴びることで体内で作られます。

しかし、

●日焼け止めを塗っている

●屋内で過ごすことが多い

●食生活が乱れている

など、現代人のライフスタイルでは、ビタミンDが不足しやすいと言われています。

偏頭痛の原因って?

偏頭痛の原因は、まだはっきりとは解明されていません。

しかし、

●ストレス

●睡眠不足

●気象の変化

●女性ホルモンの変動

●特定の食品

などが影響していると考えられています。

ビタミンDと偏頭痛の関係は?

韓国の研究チームは、2016年1月から2017年5月までの間に頭痛で初めて病院を訪れた患者494人のデータを分析しました。

その結果、

●偏頭痛患者の77%にビタミンD欠乏症がみられた

●ビタミンDが不足している患者は、そうでない患者に比べて、月に頭痛を経験する日が有意に多かった

●この関連性は、性別、年齢、季節、うつ病、不安、睡眠の質などを調整した後も認められた

ということが明らかになりました!

つまり、ビタミンD不足が、偏頭痛の頻度増加に影響している可能性があるのです!

なぜビタミンD不足だと偏頭痛が起こりやすいの?

ビタミンDと偏頭痛の関係はまだ完全には解明されていませんが、いくつかの仮説が挙げられています。

●ビタミンDは、脳の細胞の成長や神経伝達物質の代謝に関与しており、不足すると脳神経が過敏になり、偏頭痛を引き起こしやすくなる可能性。

●ビタミンDは、マグネシウムの吸収を助ける働きがあり、不足するとマグネシウムも不足しやすくなる。マグネシウムは、神経の興奮を抑える働きがあるため、不足すると偏頭痛が起こりやすくなると考えられている。

ビタミンD不足を解消するには?

ビタミンD不足を解消するには、

日光を浴びる

ビタミンDを多く含む食品を食べる (鮭、いわし、しらす干し、きくらげ、干ししいたけなど)

サプリメントで補う

などの方法があります。

まとめ

今回はビタミンDと偏頭痛の関係について解説しました。

偏頭痛持ちの方は、ビタミンD不足の可能性も考えてみてはいかがでしょうか?

ただし、この研究はあくまでも相関関係を示したものであり、因果関係を証明したものではありません。

また、ビタミンDの過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、心配な方は医師に相談するようにしましょう。


PMID: 29971976

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