「毎月くる生理痛、何とかしたいけど、薬を飲み続けるのもなぁ…」
そんな悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか?
実は、毎日の食事と生活習慣が、生理痛の重さに関わっているかもしれないんです!
今回は、日本の健康な女性を対象にした最新の研究結果をもとに、生理痛を和らげる可能性のある食事と生活習慣について、わかりやすく解説していきます!
魚を食べる女性は生理痛が軽い!?
京都大学の研究チームが行った研究によると、魚をよく食べる人は生理痛が軽いという結果が出たんです!
この研究では、20代から30代の健康な日本人女性321人を対象に、食事の内容と生理痛の程度について詳しく調査しました。
その結果…
●生理痛が軽いグループ
○たんぱく質、ビタミンB12、ビタミンD、亜鉛などの摂取量が多い傾向にあった。
○これらの栄養素は、魚の摂取量が多いグループで有意に多かった。
●生理痛が重いグループ
○たんぱく質、ビタミンB12、ビタミンD、亜鉛などの摂取量が少なかった。
○特に、魚に多く含まれるビタミンDとビタミンB12は、生理痛を和らげる効果が期待されている。
○ラーメンやアイスクリームなど、n-6系多価不飽和脂肪酸を多く含む炭水化物の摂取量が多かった。n-6系多価不飽和脂肪酸は、生理痛の原因となるプロスタグランジンの産生を促進する可能性があると言われている。
つまり、魚に含まれる栄養素が、生理痛を和らげるのに役立っている可能性があるということなんです!
さらに、この研究では、魚をよく食べるグループは、生理前の不快な症状(PMS)も軽い傾向にあったそうです。
朝食と入浴で体の冷えを改善!
さらに、この研究で注目すべき点がもう一つ!
それは、朝食を毎日食べる人と毎日湯船に浸かる人は、生理痛が軽い傾向にあったという結果です!
●朝食は体温と密接な関係があり、朝食を抜くと体温が低下しやすくなる。
●体が冷えると、血行が悪くなり、子宮の筋肉が酸素不足に陥りやすくなる。
●この酸素不足が、生理痛を悪化させている可能性がある。
毎日忙しくて朝食を抜いてしまいがちだったり、シャワーで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、体の冷えは生理痛の大敵です!
朝食をしっかり食べて、夜はゆっくり湯船に浸かり、体を温めることを心がけましょう!
毎日の食事を見直して、生理痛とおさらばしよう!
今回の研究結果から、毎日の食事と生活習慣が、生理痛に大きく影響している可能性が見えてきましたね!
生理痛を根本的に改善するためには、魚中心の食生活を送りながら、朝食と入浴で体の冷えを解消することが大切です。
もちろん、生理痛の原因は人それぞれなので、今回ご紹介した内容だけで全員の生理痛が改善するとは限りません。
しかし、食事や生活習慣を見直すことは、健康的な体作りにもつながりますので、ぜひできることから始めてみてくださいね!
PMID:37174831
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